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代替医療 - 補完医療 - 大阪の皮膚科医 ドクター奈津のひとりごと
開業してもう17年
2010年 09月 03日 (金) 16:04 | 編集
私が開業してからもう17年になる。
正直まだ若くしての開業だったので、わからないことも多かった。教科書通りの症状で、教科書通りの治療をして治る患者さん、治らない患者さん・・なぜ??
そんなことから私は様々な治療法の探究の旅に出た。
その間、心理療法から各種ヒーリングを学び、ホメオパシーに辿りついたり。漢方、鍼灸といった東洋医学も相当のめりこんだ。
それも、これも「なんとか治さないといけない」という思いからだった。いったい自分は何を目指しているのか、どこへ行こうとしているのか、漢方のマスター、鍼灸のマスター、ホメオパシーの師匠、優れた先生を目標にはしてきたが、「もっと~もっと~」と前へ進もうとする自分が正直怖いぐらいだった。
どこか狂わないとよい治療はできないのか・・そんなことをよく言っている時代もあった。

ごく最近、今のホメオパシー騒動になる前に、ある医者件弁護士さんの講演があり面白そうなので参加してみた。非常にすっきりとした、痛快なお話だった。
「みなさん、医者は患者さんを治す仕事だと思っていませんか?それは大間違いです。医者はマニュアル通りする仕事なんですよ。治そうとして、マニュアル以外のことをしてうまくいけばラッキーですが、うまくいかなければたとえそれが非常に善意で行われたことでも訴訟では負けます」
「みなさんが花粉症などでよく処方する抗ヒスタミン剤の添付文章には、眠気がくるかもしれないので運転禁止と書かれています。禁止ですよ。ということは、処方した際、禁止と申し渡さないといけないんです。気をつけてね・・ぐらいじゃダメなんです。実際、飲んで運転して事故を起こしたケースで、医者を訴えたということが起こっています。これを突き詰めれば、地方の開業医さんとかで、患者さんが100%車に乗らないといけないような場所の先生は、この薬自体処方してはいけないことになりますね」
「治さなくてもいい、できるだけ誤診を避け、マニュアルどおりの治療をするだけでよい」というのは、なんだか肩の荷が降りるような、ガクっと拍子抜けするような。
そんなことなら、医学部の一年生の時に聞きたかった。医は仁術とかあいまいなことじゃなしに。
まあ、でもそんなこと最初から聞いていたら、私みたいな熱いタイプは、別の学部に変わっていたかもしれないけど・・自分の熱をより自由に展開できる場所へ。

私の中ではタスクとミッションは違うので、目前のタスクを通じていかにミッションをやれるか・というところに焦点をあてているつもり。
しかし、今の騒動、論争の中での「医者」「医療」「治す」「治療」って上記のどの定義で話しているんだろうか?皆違う言語を話すバベルの塔みたいだ。
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